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もう荷物は揺れない、背中も蒸れない! チェコ発の革新的ギア〈XEN〉の「RunPack」をリアルに試して分かった、次世代のフィット感

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最高のギアは、存在を感じさせない――。
ヨーロッパの豊かな自然とクラフトマンシップが息づく国・チェコ共和国で誕生したランニングギアブランド〈XEN(ゼン)〉。「動きの解放(Freedom of Movement)」を理念に掲げ、ランナーの集中を妨げる「揺れ・蒸れ・重さ」の排除に情熱を注ぐ新進気鋭のブランドです。

そんな〈XEN〉のテクノロジーを凝縮した全天候型フラッグシップモデル「RunPack(ランパック)」が日本に上陸。ウエストベルトでもなく、一般的なランニングザックでもない、斜め掛けに脇下固定をプラスした“第3の形状”を持つ次世代バッグです。

今回は、この革新的なギアをRUN.MEDIA編集部が実際に着用してテスト走行を敢行! リアルな使用感を徹底レビューします。

この記事を書いた人:トレイル
鎌倉在住。「鎌倉スロートレイル」やランニングコミュニティを主宰するトレイルガイド。 日々、鎌倉の「山」をご案内しながら起伏に富んだトレイルを駆け回っています。

形状:ベストのようで斜め掛け? 男心をくすぐる強烈な「ギア感」

袋から取り出してまず目を引くのが、その唯一無二のフォルムです。 着用スタイルはいわゆるワンショルダー(斜め掛け)に近いですが、そこにチェコで特許を取得した独自の「3点固定システム」が組み込まれています。メインのストラップに加え、脇下を抜けるコードでガッチリとホールドする構造です。

実際に身に纏ってみると、まるでタクティカルベストのような、他にはない強烈な「ギア感」が漂います。ストリートにも映えるスタイリッシュさがありつつ、本格的なスポーツデバイスとしての凄みも感じるデザイン。装着しているだけで、なんだか少し走りが強くなったような錯覚すら覚える、ガジェット好きなランナーにはたまらない見た目です。

フィッティング:「とにかく身軽に走りたい」ランナーの最適解

普段、鎌倉を拠点にトレイルランをメインとし、山と海を巡るコースを走っている筆者。ランニングにおける基本スタイルは「なるべく荷物を減らし、ストレスフリーで身軽に走る」ことです。そのため、近所を走る時は基本手ぶら、少し遠出する時だけザックを背負うようにしていました。

ただ、手ぶらと言ってもスマホや鍵をパンツのポケットに入れて走ると不快感があり、かといってザックを背負うのは大袈裟で煩わしい……。そんな「とにかく身軽でいたい」私にとって、この「RunPack」はまさに革命的でした。

最初の数キロは「おや、少し動くかな?」と感じたのですが、一度立ち止まってストラップを自分の体型に合わせてミリ単位でタイトに調整(フリーサイズでS〜XXLまで対応)すると、そこからの密着感はまさに異次元。 3点で身体の重心に吸い付くように固定されるため、トレイルの激しい起伏を走っても、段差をジャンプしても、驚くほどバッグが暴れません。荷物の存在を忘れるほどのフィット感は、ストレスフリーを求めるランナーの最適解と言えます。

収納力:コンパクトに見えて全6ポケット+外部コードの底力

「ザックほど大袈裟なものは要らないけれど、最低限の荷物は持ちたい」というトレイルのショート〜ミドルディスタンスや、日々のロードランニングに最高のサイズ感です。

収納は、ジッパーポケット4箇所、ベルクロポケット2箇所の全6ポケット。 大型スマートフォン(最大163×80×10mmまで対応)、家の鍵、小銭やクレジットカード、そして数本のエナジージェルといった「必須の装備」は余裕で綺麗に収まります。

スマホはiPhone16 Proにカバーを付けた状態でも問題なく入りました。

使い方のコツとしては、「走っている最中に使うもの」と「使わないもの」で前後のポケットを明確に分けること。 装着した状態のままアクセスできる前面の2つのポケットには、スマホや補給食を。逆に、一度バッグを外さないと取り出しにくい背面のポケットには、家の鍵や万が一のためのカード類などを入れておくのがスマートです。

さらに、バッグの前面と背面の2箇所には、アタッチメントとして「外部クロスコード(パラコード)」が装備されています。ここに、走っていて暑くなって脱いだウインドシェルや、汗拭き用のタオルをキュッと挟み込んでおくことができるため、見た目以上の拡張性を持っています。

暑さ対策:背中を塞がないから、これからの季節に最高!

個人的に最大のメリットだと感じたのが、「背中が完全に隠れないこと」です。 一般的なランニングザックは背中全体を覆ってしまうため、汗をかきやすい季節にはどうしても背中に熱がこもり、不快感に繋がります。

その点「RunPack」は斜め掛けスタイルなので、背中の大部分が外気に触れたまま。体温が上がりにくく、非常に涼しく走ることができます。 さらに、メイン素材にはチェコ・ナノメンブレン社の高品質な「防水透湿メンブレン」生地が採用されているため、外からの突然の雨や激しい汗から電子機器をしっかり守りつつ、内部の湿気は外に逃がしてくれます。梅雨時や真夏のトレーニングの相棒としても、これ以上ないアドバンテージです。

総評:他と差別化したい、すべての「走る楽しさ」を求めるランナーへ

現在、ランニングのスタイルも多様化しています。「定番のウエストポーチは飽きた」「みんなと同じランニングザックでは面白くない」というランナーにとって、この〈XEN〉の「RunPack」は、機能面でもビジュアル面でも強烈な差別化ができる面白いアイテムです。

長距離のウルトラマラソンやトレランのメインギアとしてはもちろん、身軽さを求める日々のロードランニングまで、あなたの走る時間をガラリと新しく変えてくれるポテンシャルを秘めています。

この「持っていることを忘れるほどの自由」を、ぜひ一度体感してみてはいかがでしょうか。


【機能詳細・スペック】

  • モデル名: RunPack(ランパック)
  • サイズ: フリーサイズ(S~XXLまで調整可能)
  • 素材: 高機能メンブレン生地(防水・透湿仕様 / Czech Nanomembrane)
  • 収納: 全6ポケット + 外部アタッチメント2箇所

▼ 公式サイトはこちら
https://xen-japan.com/

この記事を書いた人
トレイル
トレイル
鎌倉トレイル・プロデューサー / Webディレクター
鎌倉を拠点に活動するランニングコミュニティ「二の鳥居グループラン」主宰 / 非日常体験トレイルツアー「鎌倉スロートレイル」主宰 / Webディレクター
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