R.M Monthly Authentics:初めてでも間違いないランニングシューズ選び。《PUMA ヴェロシティ ニトロ 5》 後編
走る理由は、十人十色。運動不足の解消、体重のコントロール、気分転換、走力向上など……。そんな十人十色が“満足”のランニングシューズを探すのが、「R.M」連載の本企画。で、今回は〈PUMA〉が推す、“コレさえ選べば、間違いなし”の後編なのである。
前回は、東京・青山のプレスルーム〈プーマハウス〉で行われた、《ヴェロシティ ニトロ 5》のプレス向け発表会の模様とともに、その開発のポイントを取材。走ることに“快適さ”を求めるファンランナーに、《ヴェロシティ ニトロ 5》がジャストフィットする理由も伺った。
《ヴェロシティ ニトロ 5》は、PUMA自慢の高反発にして衝撃吸収に優れる「ニトロ」フォームを使った、“クッショニング重視”モデル。フルマラソンはもちろん、実業団や大学陸上部のジョグ用シューズにも対応する、高い汎用性が特徴である。
《ヴェロシティ ニトロ 5》は、前作の「ニトロ」の厚みのバランスを見直し、フィッティングの要となる足型(ラスト)を新たに開発、安定性を高める広い接地面のアウトソールも採用している。そんな《ヴェロシティ ニトロ 5》の実力を、実際に走って試すのが、後半の目論見だ。

まずは、足入れ&ウォーキングから
まずは、シューズへの足入れ。最新《ヴェロシティ ニトロ 5》は、タン(甲に当たる部材)も、カラー(足首周り)も、クッション材がフ~カフカ~♪ シューレース(靴ひも)を締めれば、もちろんジャストフィットである。
立ち上がろう。この時点では、「ニトロ」フォームのクッションは、(実は)あまり感じない。フワフワ過ぎるソールのシューズだと沈む感覚があるが、《ヴェロシティ ニトロ 5》は安定した立ち姿勢が得られる。頼りない感じは、もちろんゼロ。安心感すら湧いてくる。
ゆっくり歩こう。お~、モチっと沈む♡。しかしながら、ヘンな癖はない(ショップで試しても感じるハズ!)。《ヴェロシティ ニトロ 5》は、よく歩くひとなら、日常使いにも良さそうだし、ウォーキングでも重宝しそう。そろそろ試走に移ろう。

1キロ7分の「運動不足解消」ペース♪
ゆっくり走り出す。「ニトロ」が、モチっと沈んで、心地よく跳ねる♡。何も考えず、“シューズまかせ”で心地よく走ると、(筆者の場合)1㎞を6分30秒ほど。運動不足を解消するのに、速さも、理屈もむしろ邪魔。ゆっくりであれば、気の向いた方向へ走っていける。
《ヴェロシティ ニトロ 5》は、散歩にもGOODだが、“散走”にも良さそう。ちょいと走って、疲れたら座って休憩、歩いてもOK。時間のある週末なら、普段は降りない駅のロッカーに着替えを預けて、走ってアチコチ散策、途中で見つけた銭湯で汗を流すのもよし。
《ヴェロシティ ニトロ 5》のソールのドロップ(前足部とかかと部の高低差)は、8㎜とマイルド。つま先やかかとの反りかえり(ロッカー)もフラットなので、誰でも扱いやすい。それでいて、レーシングモデルに使うような高性能なフォーム材の「ニトロ」を使って“クッショニング重視”に仕上げられている。なるほど、快適なのである。

1キロ6分の「痩せラン」ペース
少しペースを上げたい。“クッショニング重視”で扱いやすい《ヴェロシティ ニトロ 5》は、クルマに搭載される“ターボ”のような、加速のための機能を“あえて”積んでいない。《ヴェロシティ ニトロ 5》は、いわゆる“地脚をつくる”タイプのシューズ。シューズに走らされるのではなく、着実に走力を培えるタイプのシューズなのだ。
その証拠に、ゆっくり走ってカラダが温まってくると、カラダもココロも前に出てくる。実業団や大学陸上部のエリートたちがジョグ用のシューズに使う理由も、まさに“地脚をつくる”ため。気持ちに火が付けば、こっちのモノ。体脂肪にも、火が燃え広がっている。
体脂肪にゆとりのあるひとほど、気持ちに火をつけて、長い距離をゆっくり走りたい。燃やしたエネルギーは、体重✕距離が目安。体重70㎏の人が、10㎞走れば、約700キロカロリーだ。おにぎり4個がチャラとなれば、さらに気持ちも燃えるはず。

1キロ5分(=キロ5分)以下で駆け抜けたい、「スカッとラン」!
さらに、加速! 《ヴェロシティ ニトロ 5》に加速装置は付いていないが、走るほどに気持ちが“加油”され、自然にスピードが乗ってくる。もっと気持ちを高めたければ、アップダウンのある丘陵地に、走って向かおう。
下り坂では、「ニトロ」のクッション性がモノを言う。広い接地面で得られる安定感で、さらに加速。上り坂だって、勢いに任せてガシガシ上れる! 《ヴェロシティ ニトロ 5》でこの夏を乗り切ったら、強くなった自分がいる(ハズ!)。
《ヴェロシティ ニトロ 5》のアウトソールのラグ(凸凹)をアウトドア仕様にすれば、トレランシューズとしても活躍しそう。ってくらい“下り番長”なのだ。走り切ってスカッとしたいタイプのランナーなら、下りゴールをお薦めしたい♪
撮影/中田 悟


