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【田村亮×MOBSTYLES 田原104洋】渋谷のトイレを巡る前代未聞『渋谷deトレラン』の全貌

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渋谷の街を走り、個性豊かな公共トイレを巡ってポイントを集める。 そんな少し変わったランニングイベント『渋谷deトレラン -2026 Spring-』が、2026年4月29日(祝・水)に開催される。

タイムや速さを競うのではなく、戦略とチームワーク、そして「楽しむこと」が最優先のこのイベント。なぜ「トイレ」を巡るのか? そして、このゆるいファンランにはどんな思いが込められているのか。

今回は、本イベントの企画者である田村亮さんと、企画制作を務める「MOBSTYLES」代表の田原104洋さんのお二人に、RUN.MEDIAがお話を伺った。

1. ラジオのニュースから始まった「渋谷のトイレ、意外とおもろいぞ

――まずは、『渋谷 de トレラン』というイベントが生まれたキッカケを教えてください。なぜ「トイレ」を巡る企画になったのでしょうか?

田村亮さん(以下、亮): キッカケは、僕がやっているラジオ番組(渋谷クロスFM)で、渋谷区の公共トイレを綺麗にする「THE TOKYO TOILET」のニュースを扱ったことなんです。有名なデザイナーさんが手掛けたトイレがいっぱいできてるって知って、「こんなんあるんや!」と驚いて。 それで、代々木公園の近くでランニングステーション(&MOSH)をやってるとしちゃん(田原さん)に、「1回下見でどんなコースになるか走ってみてや」って頼んだんですよ。

亮: そう。それで実際に走ってみたら、「あ、ここにもある!」「こんなトイレ知らんかった!」って、見つけるのがめっちゃ楽しくて。

亮: 僕らも代々木公園の1kmコースをずっとぐるぐる回るのに飽きてた時期やったんで、「これ、イベントにしたらおもろいんちゃう?」ってなったんです。それで、としちゃんに「渋谷区に電話しといて」ってお願いして(笑)。

田原104洋さん(以下、田原) 区の担当窓口に電話して、「今日、田村亮くんと一緒に渋谷のトイレを全部回ってきたんですけど、すごく面白くて。私は渋谷でランニングステーションをやってる者なんですが、何かイベントができませんか?」って伝えたんです。向こうは急な電話で「はあ……?」ってびっくりしてましたけどね(笑)。最初はそんな手探りからのスタートでした。

亮: 下見の時も、外国の方がめっちゃ写真撮ってるのを見かけて。海外だと公衆トイレって危ないイメージがある場所も多いと思うんですが、渋谷のトイレはポップで綺麗だから。だからイベントにならなくても、走らずに散歩がてら外国の人や地方の人に回ってもらうだけでもいいな、っていう思いはどっかにありましたね。

2. 「ランニングを嫌いになりたくない」からこそのファンラン

――お二人とも普段からランニングをされていますが、今回はタイムを競うのではなく「楽しさ最優先のファンラン」にこだわった理由は何ですか?

亮: 僕は以前、フルマラソンでタイムを縮めようとしていた時期があったんです。でも、サブ4(4時間切り)を目指すとなると、「これぐらい練習せなあかん」っていうのが分かってくるじゃないですか。その時に、「これやったら俺、ランニング嫌いになるぞ」って思っちゃったんです。

田原: わかる。俺は今まさに「サブ4達成したらやめる!」って言いながら、4時間20分くらいをずっと彷徨ってて、一生やめられない状態になってるけど(笑)。

亮: 僕はもともとランニングが苦手で、部活の罰ゲームみたいなイメージやったのが、番組(ランスマ)がきっかけで徐々に好きになれたんです。だから、タイムを追ってしんどくなってやめちゃうのはもったいないなと。天気が良い時だけ走るとか、それくらいハードルを下げた方がいい。 10kmでもハーフでも、自分が楽しく走れたらそれでええやんって思うんです。だから、ファンランの方が僕が伝えたいことに近いんですよね。

田原: MOBSTYLESでやってるフェスラン(音楽フェスの前に走るイベント)も同じで、朝走って、気持ちを前向きにしてからフェスを楽しむ。ストイックになる手前の、「ただ走るのが楽しい」っていう層に向けたイベントをやりたいっていうのは共通してますね。

3. 速いだけじゃ勝てない。迷子になるのも醍醐味の「ルート設定」

――今回は「速さだけでは勝てない。戦略・チームワークがカギ」とありますが、ルール設定でこだわったポイントはどこですか?

亮: 参加者に配るマップを、あえて“ざっくり”したものにしてるんです。細かくしすぎると、みんなGoogleマップに打ち込んでバンバン行っちゃうから。そうじゃなくて、「あっちじゃない?」「いや、右やって!」って、迷いながら探してほしかったんですよ。

田原: 実際テストしてみたら、俺らが想定してたよりみんな探すのも走るのも早くて、全部回りきっちゃうチームもいたんですけどね(笑)。でも、渋谷の街中は人も多いし、安全第一で走ってほしいから、速さだけで勝てるようにはしたくなかったんです。

亮: そうそう。ロゲイニングって遠いところが高得点になりがちですけど、今回はあえて近いところが高得点だったり、その場で「今ここに来たらボーナスポイント!」みたいなゲリラ的な発表をしようと思ってます。

――ゲリラ発表ですか! それはSNSなどで告知されるんですか?

田原: はい。当日のInstagramで急に「ここのトイレに亮が15分います!」って発表しようかなと。そうすると、のんびりファンランしてた人たちが急にダッシュして向かってくるかもしれないじゃないですか(笑)。なのに間に合わないとか、そういうのも含めて面白いかなって。

渋谷 deトレラン公式インスタグラム
https://www.instagram.com/toilet.run/

4. カフェ休憩も、おにぎりも大歓迎! 自由すぎる「渋谷の楽しみ方」

――「初心者大歓迎」とのことですが、3時間という制限時間の中で、体力に自信がない人はどう楽しめばいいでしょうか?

亮: もう、しんどかったらどっかで休んでいこう、でいいんです。天気が良ければ「公園の芝生でおにぎり食べよう」とか、「ゴール前に素敵なカフェ見つけたから、ここでお茶してから帰ろうや」とか。なんなら交差点で写真撮ってから行くとかでも全然OK。

田原: 渋谷って駅前のイメージが強いけど、ちょっと奥に入ると閑静な住宅街とか公園とか、普段行かないような場所がいっぱいあるんです。そういう「渋谷の裏側」を遊びの一個として味わってほしいですね。

亮: ガチで走る人にとっても、本命のレース前の「LSD(ロング・スロー・ディスタンス)」代わりに使ってもらってもいいですし。普段ストイックにやってる人が、たまにはこういうお遊びイベントでリフレッシュするのもいいんじゃないかなと。

――最後に、参加を迷っている読者へ一言メッセージをお願いします!

田原: 気合いを入れてやるイベントじゃないんで、彼氏彼女でも、親子でも、友達同士でも、ピクニックみたいな感覚で参加してくれると嬉しいです!

亮:東京を知らない地方の人も、これに参加すれば2〜3時間で終わるし、その後に&MOSHなどのランステでシャワー浴びたりして、観光や遊び感覚で参加してください!

一緒に渋谷の街を楽しみましょう!

場所提供

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スタッフクレジット

取材・文・編集・撮影/RUN.MEDIA編集部(トレイル)


タイムを削るストイックなランニングも素晴らしいが、時には街の風景を楽しみ、仲間と笑い合いながら、途中でカフェに寄ってしまうような「ゆるさ」があってもいい。

『渋谷deトレラン』は、そんな「ランニングの自由さ」を再認識させてくれるイベントだ。 ガチ勢の息抜きに、初心者のデビュー戦に、あるいはただの休日のアクティビティとして。4月29日、あなたなりの戦略とペースで、渋谷の街を駆け抜けてみてはいかがだろうか。

渋谷 deトレラン -2026 Spring-

開催日2026年4月29日(祝・水)
集合場所東京都渋谷区神南1-11 代々木公園 BE STAGE 2階
競技時間3時間
参加費チーム参加(3人)10,000円 / 個人参加 3,500円

渋谷 deトレラン -2026 Spring- ボランティア募集中!

『渋谷deトレラン』のボランティアを募集しています。詳しくはこちら。
https://activo.jp/articles/124942

この記事を書いた人
RUN.MEDIA編集部
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